2025/06/27 16:34
「ブレンド珈琲は3種類までが常識」 — 珈琲業界では長年、そう言われ続けてきました。製造効率、コスト管理、品質の安定性を考えれば、確かに合理的な判断です。しかし、千代田珈琲の「贅沢珈琲行麿ブレンド」は、あえて5種類の豆を使用しています。
なぜ非効率と言われる道を選んだのか?それは、真の美味しさを追求した結果でした。今日は、赤道を中心とした「珈琲ベルト」から選び抜いた5つの豆の物語と、職人千代田行麿の挑戦をお話しします。
なぜ5種類なのか〜業界の常識への挑戦〜
珈琲業界の「3種類神話」
一般的なブレンドが3種類以下の理由:
- 製造効率: 豆の種類が少ないほど管理が容易
- コスト削減: 仕入れ、保管、焙煎の工程を簡素化
- 品質安定: 変数が少ないほど均一な品質を保てる
- 焙煎機の制約: 多くの商用焙煎機は大量生産前提の設計
「確かに効率的です。でも、それで本当に美味しい珈琲ができるでしょうか?」
千代田行麿が抱いた根本的な疑問がここにありました。
音楽理論から生まれた発想
転機となったのは、ある日聴いたベートーヴェンの交響曲第9番でした。
「オーケストラを見ていて気づいたんです。美しいハーモニーを生み出すには、様々な楽器が必要だということに。弦楽器だけでは表現できない豊かさがある」
珈琲ブレンドも同じではないか?
- 低音部(ベース音): 深いコクと苦みを担当
- 中音部(メロディ): 調和の取れた中心となる味わい
- 高音部(ハーモニー): 華やかな香りと酸味
- 装飾音(アクセント): 個性的な風味のスパイス
- 統合音(まとめ役): 全体を包み込む柔らかさ
5つの役割を、3種類の豆では表現しきれない—— この確信が、5種類ブレンドへの挑戦を始めさせました。
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珈琲を通じた国際的な絆の輪を、一緒に広げていきましょう。